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大学 CaLaboEX

青山学院大学

『CaLabo EX』で、授業がより一層インタラクティブに!

20091110 掲載

青山学院大学ではこのほど、相模原キャンパスに『CaLabo EX』を4教室増設した。併せて、1・2年生を対象とした選択必修英語「Integrated English Ⅰ~Ⅲ」のカリキュラムを、今年度から一新した。カリキュラムの改訂に『CaLabo EX』はどう役立ったのか。カリキュラムは、どこが改善されたのか。カリキュラム作成を担当されたディアス先生の授業を拝見し、『CaLabo EX』だからこそできる学習についてお聞きした。

時事的な話題を題材に、『ムービーテレコ』で実践的に学ぶ

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▲インタビュー動画を鑑賞し、与えられた設問について聴き取っていく。

"Last week, Michael Jackson was dead. He was the great musician, pop-star. What musician do you like?"
「Integrated English Ⅲ」の授業は、タイムリーな話題からスタートした。能力別にⅠからⅢのクラスに分かれている「Integrated English」では、このⅢが最高レベル。学生のほとんどはnative speakers同様の英語力を持つ帰国子女で、授業も全て英語で行われている。
「今日は、Amiというミュージシャンへのインタビュー・クリップを見てもらいます。彼女は私の友人で、とても興味深い活動をしています」
と、ディアス先生は『ムービーテレコ』を使って、学生たちのディスプレイに動画を再生した。まずはこのインタビューを見て、彼女の"Nationality"や"Languages She Speaks", "Recent Career Change"など、ディアス先生が指示した設問について聴き取るのだ。

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▲ボランティアに応募するという設定で、2人1組で話し合うトレーニング。

 インタビューで"Trafficking"というキーワードが登場すると、ディアス先生は動画を一斉に停止し、"What is trafficking?"と発問し、彼女が参加している「Polaris Project」というNGOのホームページを中間モニターに映し出した。"Trafficking"とは人身売買犯罪のこと。「Polaris Project」は、女性や子どもを人身売買などの犯罪や暴力から守るために、相談等の支援を世界各国で行っているNGOだ。
NGOを学習の題材にすることはよくあるそうで、先日は"Medecins du Monde"というNGO(医療団を途上国などに派遣し、ストリート・チルドレンや難民などの支援を行っている)から、フランス人のゲスト・スピーカーを招いたという。社会的な問題を取り上げて学生たちの興味や関心を刺激して議論させるとともに、時事的な語彙や表現について学んでいるのだ。

 この日の授業では、「Polaris Projectの事務所に電話をかけ、自分のスキルや得意なことを説明し、ボランティアになりたいとアピールする」という設定で、2人1組となって会話する活動が行われた。
ディアス先生が冒頭で見せたインタビューの動画は、先生ご自身が撮って編集したもの。学生にとって、授業で取り上げる話題や教材は身近で、自分が参加したいと思えば実際に参加できるものでもある。教室内でバーチャルに練習するだけにとどまらず、「学んだこと」が即、「使えること」でもあるのだ。

カリキュラム大幅改訂の背景に、『CaLabo EX』あり

 授業の後半は、映画の1シーンを鑑賞し、読み解く活動が行われた。たとえば映画『レオン』の1シーンを見て、ディアス先生が提示するいくつかの設問について考えるもの。

1)What is the relationship between the man and the girl?
2)How do they address each other?
3)What do you think will become of their relationship? Why?
4)Do you think their story will have a happy ending?

 この種のアクティビティはよく行われており、このクラスのテーマである"Relationship, The Media, Cross-Cultural Issues, Environment"に関する動画をYouTubeで視聴し、ディアス先生が設定したPre-Listening Question、Post-Listening Question、While-Listening Questionについて考えるという。
「今後学生たちが行うFinal Presentationでも、同様の活動を行います」と、ディアス先生は教えてくれた。カリキュラムの最後に行うFinal Presentationでは、学生は次の2パターンどちらかのプレゼンテーションを選択し、発表することになっている。

1)"Relationship, The Media, Cross-Cultural Issues, Environment"の中からテーマを1つ選び、そのテーマに関連した2つか3つの映画のシーンをもとにプレゼンテーションを構成する。
2)上記4テーマの中から2つを選び、そのテーマに関連したYouTubeの動画や、ポッドキャスティングをもとに、Pre-Listening Question、Post-Listening Questionを作ってレッスンを構成する。

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▲「『CaLabo EX』で、よりインタラクティブな授業が可能になった」と話してくれたディアス先生

 動画クリップやPodcast、YouTubeといったさまざまなコンテンツを活用できるのは、CALL教室ならではですね、と尋ねると、ディアス先生は大きくうなずいた。

「CALL教室になる前は、事前に用意されたビデオを視聴して、Questions&Answersや短いディスカッションを行うのが中心でした。教師主導の授業であり、それほどインタラクティブなものではなかったのです。しかしCALL教室では、学生はYouTubeやDVD、VHS、Podcastなど、様々なメディアを活用することができます。教師からコンテンツを与えられるだけでなく、自分で探せるようになったのです。これは大きな変化であり、授業がよりインタラクティブになりました」
今回のカリキュラム改訂でも、「インタラクティブ性の増大」を最も重視したという。
「新しいカリキュラムでは、プレゼンテーションで使うコンテンツを学生に自分で探させたり、学生が見つけたYouTubeやPodcastのコンテンツをもとに小グループでのインタラクション(対話)を行ったりしています。適したコンテンツ、興味のあるコンテンツを見つけるためにはたくさんのリスニングをしなければなりません。それが、英語力をさらに伸ばすのです」

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▲この日の授業でも、学生がインターネットでコンテンツを探す光景がよく見られた

 インタラクティブな授業の実現に、『CaLabo EX』が貢献しているという。
「『CaLabo EX』は、とても便利。学生にプレゼンテーションさせるときに助かっています。特に重宝しているのが、"モデル機能"。例えば英語学習に適したWebサイトを探して発表させる活動では、"モデル機能"で発表する学生を選べば、発見したサイトを他の学生たちに見せながら説明できます。また、学生が探してきたYouTubeの動画をサブモニターで見せたり、iPodをケーブルでコンソールに繋いでPodcastを見せたりと、フレキシブルに使えます」

 授業のインタラクティブ性が増したことは、学生たちからも高く評価されているとも話された。まさに、新しいカリキュラムは大成功といえる。

青山学院大学

青山キャンパス:〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
相模原キャンパス:〒229-8558 神奈川県相模原市淵野辺5-10-1
http://www.aoyama.ac.jp/index.html

 青山学院大学は、1870年代に米国メソジスト監督教会の宣教師が開設した学校を源流に、1949年に新制大学として開校。2003年には相模原キャンパスがオープンし、2008年には総合文化政策学部と社会情報学部が新設された。「地の塩、世の光」をモットーに、社会に貢献する人材の育成を教育の使命に掲げている。英語教育や国際交流などの充実ぶりとレベルの高さでもよく知られており、「英語の青山」とも呼ばれている。

※記事中のご所属や職位は取材当時のものです。