大学 CaLaboEX

天理大学

国際学部の11言語中、7言語の授業でCALL教室が活躍中!

20100316 掲載

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 天理大学では、今年度から『CaLabo EX』を導入した。国際文化学部(※)には、日本語、韓国・朝鮮語、中国語、タイ語、インドネシア語、英米語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、イスパニア語、ブラジルポルトガル語の11言語があり、昔から語学教育に定評があるが、CALL教室を活用するのは今回が初めて。そこで先生方が使いやすいように、そして効果をより向上させるために、さまざまな"工夫"をこらした。その結果、導入後わずか半年あまりで、11言語中7言語の授業で活用されるようになったという。

 

普通教室にはない
CALL教室ならではの良さを実感中

松尾先生授業メイン.jpg共に学び合いつつ、
自分のペースでも学習できる!

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国際文化学部 言語教育研究センター 教授 
松尾 勇先生

 「CALL教室の良さは、共同学習ができると同時に、自分に合ったペースでも学習できることですね」
  と語ってくれたのは、4月から「韓国・朝鮮語」の授業でCALL教室を使い始めた松尾勇先生だ。CALL教室なら、ランダムペアによる会話練習のような共同学習ができる。と同時に、ムービーテレコを使ったディクテーションやリスニング活動では、一人ひとりが自分のペースで学習できる。この日の授業でも、両方の活動を巧みに取り入れていた。
  「学習が進んでいる学生も、遅れ気味な学生も、お互い学び合い、同時に自分のペースでも学べることで、みんなが伸びていけるのです。勉強が遅れている学生を最低限のラインまで引き上げられると同時に、勉強が進んでいる学生にはもっと高度な学びも提供できる。これは普通教室にはない良さ。事実、CALLを使うようになって、学生の力は伸びていると肌で感じます」
  CALL教室なら学生の学習意欲も向上しやすいと、松尾先生は言う。
  「授業の最初と最後の10分間、韓国映画や韓国に関する歴史や文化などの教養番組をプロジェクタで上映しています。ぺ・ヨンジュンのインタビューを流したこともあります。一見、語学学習とは関係ないように思えますが、これが学生を刺激する。『韓国についてもっと知りたい! 話せるようになりたい!』と、学びのモチベーションにつながるのです」
  授業の冒頭でこういう教材を見ることで頭のウォームアップにもなるし、授業の最後で見ると頭もリフレッシュされる。普通教室ではできない、"プラスアルファ"の学習だと、松尾先生は評価する。

普通教室のときよりも
学生との"距離"が近くなった!

 世の中には、「教育に機械を使うと、学生とのコミュニケーションが減る」と忌避する声もある。しかし松尾先生は、「CALL教室で、コミュニケーションがより盛んになった」と、指摘する。
  「CALL教室なら、インカムを通して誰とでもすぐに一対一で話せますし、巡回モニタで、一人ひとりの進捗状況や課題もしっかり把握できる。普通教室よりも、学生との"距離"が近くなったと感じています」
  この日の授業でも、ペア練習が始まると松尾先生も参加。一人ひとりと会話を交わし、懇切丁寧に指導されていた。
  「教師と学生間だけでなく、学生同士のコミュニケーションの場面も、意図的に作っています。今後は、机間指導も行いたい。機械にだけ頼るのではなく、face-to-face のコミュニケーションを大事にしつつ、CALL教室ならではの良さを引き出して使っていきたいですね」

90分間の授業を
飽きずに集中して取り組める!

森本先生授業メイン.jpg多様な教材・多様な活動を
素早く切り替えて実施できる!

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国際文化学部 言語教育研究センター 准教授 
森本智士先生

 「学生も、CALL教室に期待しています。いろいろなモノを見せてくれる! と興味津々なんですよ」
  とは、ドイツ語の森本智士先生。9月からCALL教室を使い始めて以来、さまざまな教材を活用している。この日の『ドイツ語・(文法)』では、Podcast教材を使用し、リスニングに取り組んだ。
  「ドイツのテレビ局が制作した情報番組で、平均的なドイツ人の生活を数々のデータ(平均就寝時間など)で紹介した映像教材です。今日はドイツ語の数字を聞き取らせることを主眼に、"23時"や"51%"といった数字が出てくる箇所を繰り返し聞かせました」
  他にも、ドイツのテレビ局制作のドラマやニュース番組を見せることも。
  PowerPointによる「まとめ教材」も自作。この日の授業でも、「定冠詞の格変化」の一覧表を見せ、復習させていた。
  「さまざまな教材を使って、さまざまな学習活動ができるので、授業にメリハリがつきます」
  この日の授業でも、こんなシーンがあった。Podcastでのリスニング活動を30分ほど続けた学生たちが疲れてきたのを察知した森本先生は、「テキストを使ったシャドーイングをしよう」と指示。ヘッドセットに向かって声を出し始めた学生の顔に、みるみる活気が戻った。
  「CALL教室なら、迅速に次の活動に移れる。活動をすぐ切り替えられる。今の学生たちを90分飽きさせずに授業に集中させるのは簡単なことではありませんが、CALL教室ならそれができますね」

学習意欲が向上し、
ドイツへの興味・関心が高まってきた

 学力面でも、成果は出始めている。
  「CALL教室のおかげで、学生たちのリスニング能力は上がっています。でもその一方で、書く力が弱い。"Tschϋs"(バイバイ)"という単語を聞き取ることはできるし発音も上手なのですが、スペルには自信がない状態です。今後は学習効果を測定して教材や指導方法を研究しながら、スピーキングやリスニングだけでなくライティングも鍛えていきたいと考えています」
  学生のモチベーションも、CALL教室の活用で高まってきているそうだ。
  「学生たちを見ていると、ドイツへの興味・関心が高まっているのを実感します。学習で大事なのは、モチベーション。モチベーションをどう高めるかが教師の腕の見せ所でもあるし悩みどころでもありますが、CALL教室はそれを解決してくれますね」

天理大の語学教育を再出発させるためにCALLを導入 
  「今年度からCALL教室を4教室導入したのは、『天理大の語学教育の再出発』の一つの柱にするためです」
  とは、教育支援部分室の上村浩敏主事。元々、天理大の語学教育のレベルの高さは有名で、国内でのLL教室の導入も早かった。しかしLL教室も老朽化。今の学生たちをひきつけ、モチベーションを高めるには、LL教室のみでは力不足でもあるので、CALL教室が導入されることになったという。

CALL教室の活用と普及のために、工夫をこらす 
  CALL教室を「宝の持ち腐れ」にしないために、導入にあたっては、様々な手を打った。
  まず、CALL教室導入前と後期の開始前に、先生方や学生アシスタントを対象に説明会を計3度開催。CALL教室のメリットや使い方を参加者にアピールし、活用を促した。また著作権に関するプログラムも盛り込み、どんな教材を使えるか、具体例を挙げながら学んだ。
  さらにCALL教室導入と同時に、TA(Teaching Assistant)制度をスタート。これは学部生がアシスタントとして講義に参加し、先生が授業の進行に集中できるように機器の操作や授業の準備をサポートする制度だ。また、1回の授業ごとに、TAは活動内容や使用した機器、機能、教材などを細かく書いた報告書を提出。CALL教室の利用状況の把握とノウハウの共有により、今後のサポートに活かされている。

「常駐サポート」を採用 
  「CALL教室でどんな授業ができるのか、我々教育支援部も先生方も、手探り状態でした。そこでチエルに、常駐サポートを依頼。CALLを熟知したエキスパートに、困ったときや迷ったときに、すぐ助けてほしかったのです。『明日うかがいます』では、授業が止まってしまいますからね」
  1名のスタッフが、1時間目から放課後まで、毎日常駐。イメージ.jpgのサムネール画像のサムネール画像CALL教室での講義に同席し、先生方からの質問や相談に、その場で即座にサポートしている。トラブルシューティングから授業サポート、教材制作支援、そして相談まで担う、CALL教室に関する"総合コンサルタント"と呼べる存在で、教育支援部でも「本当に助かっている」と評価されていた。

11言語すべてでの活用を目指す 
  CALL教室は学生たちにも好評で、先日行ったアンケート調査では、「CALL教室の授業は良い」「楽しい」「おもしろい」という声が圧倒的だったという。
  「学生たちの意欲が上がったと、先生方にも好評です。現在は11言語中7言語の授業でCALL教室が活用されていますが、今後はすべての言語の授業で使ってもらえるよう、語学教育のサポートを進めていきたいと思います」

※記事中のご所属や職位は取材当時のものです。

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