チエル株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：川居 睦、以下「チエル」）は、高校、大学向け語学学修プラットフォーム『CaLabo Language（キャラボ ランゲージ）』が、東京都教育委員会が推進する、都立高校の英語教育における発音教育に採用され、東京都教育委員会が指定する「東京グローバル10」の10校、ならびに「英語教育推進校」の40校、あわせて都立高校全体の約3割にあたる50校に導入したことを発表いたします。

東京都立高校への導入の背景について

　2013年に閣議決定した「第2期教育振興基本計画」では、グローバル人材の育成に向けて、教育の国際化や英語力の目標などについての指針が打ち出されました。東京都でも2014年度に「東京都長期ビジョン」を策定し、2024年度をめどに都立高校卒業時の英語力の到達目標を最低でも英検準2級レベル、上位層では英検準1級レベルとして設定し、教員の海外派遣研修の実施をはじめ、JETプログラム（※）による英語等指導助手を2015年度には189校200人に拡大するなど、英語教育を質的にも量的にも充実させる取り組みが進められていました。

　これと並行して東京都教育委員会では、2014年度に有識者による「東京都英語教育戦略会議」を設置し、同会議において、都内公立学校におけるグローバル人材の育成に向けた英語教育を推進するための中長期的な方向性および具体的方策について検討を進めました。

　その検討結果は、「東京都英語教育戦略会議」報告書としてまとめられ、その提言の一つに、ICTの活用が４技能を効果的に伸長させる有効な手段の一つであることが示されています。

　この提言を踏まえ、検討されたのが、ICTを活用した個別の発音練習・音声指導の実現であり、授業の中で発音練習や音声指導に多くの時間を割くことができないという状況を打開するための施策として、弊社の『CaLabo Language』が選定され、このたびの導入に結びつきました。

（※）JETプログラムとは・・・語学指導等を行う外国青年招致事業（The Japan Exchange and Teaching Programme）の略で、外国青年を招致して地方自治体等で任用し、外国語教育の充実と地域の国際交流の推進を図る事業です。

『CaLabo Language』について

「伝わる英語力」を徹底的に鍛える、語学学修プラットフォーム

英語で話す自信が持てない。授業での練習の場や機会がない。授業以外で練習させたい。このような課題を解決するための、「話す」学習を効果的に行えるプラットフォームです。

多彩なトレーニング機能※

●学習者の習熟度に合わせた、本格的な発音学習が可能！

　モデル音声を聴いて個別学習を行います。基礎レベルから上級レベルまでのスピード調節機能つき。

●教材作成は単語/文章を入力するだけ！

　テキスト入力するだけで音声合成教材が作られます。ネイティブスピーカーの発音に近い高品質な読上げが可能です。

●「発音」「アクセント」「イントネーション」「タイミング」の4つを自動採点！

　モデル音声との違いを視覚的に確認することで、個別学習の効果を高めます。

※トレーニング機能には、HOYAサービス株式会社様の音声エンジンを使用しています。

発音学習イメージ

自動採点イメージ

学校利用を想定した、管理機能も充実！

学生の音声を保存できる「学習データ自動保存」機能を搭載。また、管理画面は、学習回数、学習時間などの把握や学生へのフィードバックの書き込み機能など、学校での利用を想定した、管理機能が充実しています。

導入規模と今後の展望について

　東京都教育委員が指定する「東京グローバル10」の10校、ならびに「英語教育推進校」の40校、計50校への導入を実施し、1校あたり40台強、合計で2000台を超える導入となります。2017年1月に教職員向けの説明会を実施し、本格運用を開始する段階となっています。 弊社は、今回の都立高校での運用をサポートしながら、高校・大学市場に向けて、さらなるグローバル人材育成のための支援を推し進めてまいります。

※CaLaboは当社の登録商標です。
※記載されている会社名および商品名は各社の商標もしくは登録商標です。

【 本リリースに関するお問合せ先 】
チエル 株式会社 　マーケティング部・安田
TEL: 03-6712-9721
E-Mail: chieru-info@chieru.co.jp
URL: https://www.chieru.co.jp