教育とICT活用事例 CASE STUDIES

英語で自己表現ができるような生徒を育てたい

小・中学校 2008年09月26日

中高一貫教育校が目指す
英語力と取り組み

北海道登別明日中等教育学校は2007年開校した、北海道立で初めての中高一貫教育校。外国語教育に関してどのような取り組みをされているかお話を伺った。

北海道登別明日中等教育学校

■ CALL教室のこだわりと生徒たち

「生徒たちに生の英語をどんどん浴びてほしい。英語が体に染み込んでいくような空間をつくりたい」とCALL教室のコンセプトについて影山吉則先生は話された。

英語圏の国を意識した教室のレイアウトやデコレーション。英語科の先生方が生徒たちに特別な英語学習の空間であると感じてもらえるように作られた教室だ。
将来的にはCALL教室と一般教室との授業の割合を、3対1の使用率まで高めたいと言う。その理由は、外国語教育の目的の一つとしているコミュニケーション能力の向上にある。「CALL教室の授業では、自分の考えを英語で表現し、ネイティブ・スピーカーと自由に意思の疎通ができるようなコミュニケーション能力を身に付けてほしいですね。授業もこの点を特に意識したコミュニケーション・トレーニング、リーディングやリスニングを中心としたプログラムを組んでいます」。生徒たちのCALL教室での自学自習へのモチベーションも高い。「行事などでCALL教室での授業が受けられない時などは、生徒からのリクエストで、朝・昼休み・放課後に教室を開放しています。CALLシステムを使って、自分たちの英語のスキルを伸ばしたいという気持ちが強いのではないかと思います」
多くの生徒がCALL教室での授業を楽しみにしている。コミュニケーション能力の向上という学校全体の取り組みが生徒に浸透している印象を受けた。

 

■CALL教室での授業のメリット

教室には英語を学ぶ空間の雰囲気を盛り上げる小物や冊子が置かれている。

CALL教室で授業を行うメリットを、様々な点で先生は感じている。
「一つは個に応じた学習指導ができることや、授業時間の効率化を図れること。そして、もう一つは、CALL教室での授業自体が、教員の研修になっていること」だと言う。先生方が共同で教材を作成し、授業の多くを3名体制で行うなど、英語科の先生が協力してCALLの授業を作り上げていくプロセスそのものをメリットとして感じていただいているようだ。

 

■ALTとの連携で実現したコミュニケーション特化型の授業

ペアレッスンの機能を活用して、コミュニケーションの実施をはかっている。

北海道登別明日中等教育学校ではALTと連携を取りながら、CALL教室での授業を行っている。ALTもネイティブならではの切り口で、積極的にCALLの授業に取り組まれているという。例えば教材の作成において、どうしても音声教材に偏りがちになるところを、ネイティブの先生は自ら出演する形でビデオ教材を作成されることもある。また、CaLabo EXでペアレッスンを行い、生徒同士でコミュニケーションをとらせた後、ALTと会話をすることで、対人間のコミュニケーションの実践をはかる。そうすることによってALT・CALL双方の特長が活き、北海道登別明日中等教育学校が目指す英語教育が完成されていく。
最後に、卒業までの目標や目標を達成させるための施策について語っていただいた。
「英検で考えると、2級程度の英語力を持って卒業してほしいというところが目標です。そのレベルの能力をつけるために、海外見学旅行(アメリカ・カナダ)をはじめ、オールイングリッシュで行うイングリッシュキャンプや通訳ガイドボランティアなど、学年に応じた語学体験プログラムを用意しています。そうした語学体験を行う上で必要となる英語の運用能力を高めていくためにも、ALTやCALLシステムでの授業が有効となっているのです。生徒たちはそうした英語のプログラムがあることをわかって入学しています。だからこそ、授業に対する大きな期待感も持っていますし、スキルアップを目指して、システムを有効に活用しようとする学習意欲も高いのだと思います」

  • 英語科 教務部長

    影山 吉則先生

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