教育とICT活用事例 CASE STUDIES

英語がだいすき!楽しく学習して「知識」と「学びの心」を育む

小・中学校
フラッシュ英単語・英語表現 2009年01月05日

文部科学省は「小学校における英語活動等国際理解活動」のモデルとして、2008年度、614校を拠点校に指定した。2011年度から小学5、6年生に対して必修化される「小学校外国語活動」に向けて、“小学校英語”はいよいよ本格的な動きを見せている。
岐阜聖徳学園大学附属小学校では、それに先駆けて、週2回の英語学習を全学年で進めており、フラッシュ型教材『小学校のフラッシュ英単語』も授業で活用しているという。今回は、3年1組に伺って授業の様子を拝見した。

岐阜聖徳学園大学附属小学校
岐阜聖徳学園大学附属小学校

 「岐阜聖徳学園大学附属小学校」は、1972(昭和47)年に開校した岐阜県内唯一の私立小学校。浄土真宗本願寺派の宗門関係学校として、仏教精神を基調とした人間教育を行っている。特色あるカリキュラムを展開しており、1年生から英語(英会話・英語劇)、情報(コンピュータ操作・情報モラル・ロボット操作プログラム)、チャレンジの時間(発展学習・検定対策)の授業を特設。2007(平成19)年には新校舎が完成した。

岐阜聖徳学園大学附属小学校
〒501-6122 岐阜市柳津町高桑西1-1

http://www.shotoku.ac.jp/el/

全学年で多様な英語活動を実践

▲歌詞の「OK!」に合わせてKのポーズ。授業の導入時に歌とダンスを取り入れることで子供たちの気持ちが盛り上がる。

授業開始のチャイムからまもなく、英語講師の松井先生がクラスの子ども達に呼びかけると、即座に大きな声であいさつが返ってきた。
“Good afternoon, everyone.”
“Good afternoon!”
“How are you?”
“I’m great!”
返事の通り子ども達はとても元気だが、なかには時折教室の後ろを振り向いてそわそわしている子もいた。後方にはカメラを構えた見知らぬ取材スタッフがいるのだから当然のことだ。
しかし、松井先生が“What day is it today?” “What is the date?”と、テンポよく質問を続けていくうちに、子ども達の姿勢と意識が教室の前を向き、英語の世界へと引き込まれていった。

岐阜県内唯一の私立小学校である同校では、多様な英語活動を実践している(*1)。英語に親しむだけでなく、小学校では珍しく読み書きの学習も取り入れるなど、卒業後を見すえたカリキュラムが組まれているのだ。
当日の授業の最終目標は“Whose~is this?” “It’s him(her)~.”の英会話。しかし、松井先生は、その前に2つのアクティビティを用意していた。
ひとつめは今月の歌“If You’re Happy and You Know It(邦題:『幸せなら手をたたこう』)”。軽快な音楽に合わせて子ども達が大きな声で歌い、英語の歌詞に合わせて手を叩いたり足を踏みならしたり…。五感をフルに使って英語を楽しんでいた。授業の「導入」で子ども達の意欲を高めるのがねらいだ。

(*1)【岐阜聖徳学園大学附属小学校の英語活動】
・週2回の英語の授業(日本人講師+ALTまたは日本人講師+担任による2人体制)
・ジョージ・ストリート・ノーマル・スクール(ダニーデン教育大学附属小学校)と英語でのテレビ会議
・オタゴ大学の教師による遠隔授業の受講
・児童英検(1年~3年)、英検(4~5年)の受験

 

フラッシュ画面を見つめる子ども達の集中力には驚き!

▲サイバーボードで「フラッシュ英単語」のレッスン。全員で大きな声で復習した後、確かめのために1人1単語ずつリズムに乗って発音していった。

ふたつめに登場したのは、フラッシュ教材『リズム良く身につく 小学校のフラッシュ英単語(名詞編)550』。当日の課題は、これまでに学習してきた「月の名前」だ。
サイバーボードの両脇に松井先生と担任の中島先生が移動すると、子ども達から「ランダムがいい」「2秒にして」と、表示の順番や秒数の設定についてリクエストが飛んだ。この教材の活用を始めてまだ2か月だというが、すっかり親しんでいるようだ。
大画面に次々と現れる英単語を“February, December, June, March,…”と声を揃えて読み上げていく。子ども達の目線はすぐに切り替わる英単語を見逃さないようにサイバーボードに集中している。中島先生は、『小学校のフラッシュ英単語』を初めて導入した際、子ども達の集中力に驚いたそうだが、効果はてき面のようだ。

続いては趣向を変えて、全員が起立した状態でチャレンジ。順番に1人1単語ずつ読んでいき、言えたら座っていく。自分の番が来るのをドキドキわくわくして待っている様子が印象的だ。テンポよく進むレッスンは、子ども達にとってスピード感のあるゲームのようで楽しいのだろう。5分ほどのレッスンの終わりには「えーっ」 「もっと言いた~い。“One more!”」という声があがった。
その後、テキストとCD教材によるアクティビティには、『小学校のフラッシュ英単語』のイラストをプリントアウトして、フラッシュカードとして使用していた。

 

▲「フラッシュ英単語」を印刷したフラッシュカード等を使って分かりやすく学ぶ。並行して机間指導も行われ、学習支援が行き届いていた。

授業の後、取材の機材を片付けているとクラスの子ども達が大勢集まってきた。とても人懐っこくて、挨拶もよく出来るいい子ども達だ。
帰り際、即席のインタビューとばかりに「みんな、英語は好き?」と尋ねると、「うん!」「だいすき!」と満面の笑みで答えてくれた。これは、中島先生と松井先生が、子ども達の様子に絶えず気を配りながら英語を教えてきた賜物だろう。同校の英語活動は、知識を与えるだけでなく、しっかりと学びの心も育んでいるのだと感じた。

 

Special Interview

同校で週1度授業を受け持ち、フラッシュ型教材の活用に詳しい岐阜聖徳大学教育学部教授・石原一彦先生にお話を伺った。

フラッシュ型教材は、授業に合わせて多様に使えるすぐれもの

フラッシュ型教材は授業で多様な使い方ができます。基本的には、今日の学習の振り返りに使うのが良いと思いますが、そればかりに固定してしまうと子ども達が飽きてしまいますよね。授業の導入に取り入れるのもいいし、途中の“切り返し”に使う方法もあります。授業には必ず切り返すポイントがあって、その知識が定着しているかを確かめるために「じゃあフラッシュで振り返ってみよう」という形で流れを変えたり、立ち止まってじっくり考えさせたり。場面転換に上手く使うと大変効果的です。
フラッシュ型教材はあくまでもひとつの道具なので、先生の授業のスタイルや、その時の子ども達の様子に合わせて使っていただきたいと思っています。

  • -

    中島才喜先生

  • 英語講師

    松井美幸先生

  • 岐阜聖徳学園大学教育学部教授

    石原一彦先生

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