教育とICT活用事例 CASE STUDIES

算数に苦手意識を持たせない! 自己記録をめざして楽しく学習

小・中学校
フラッシュくりかえしドリル 2009年07月30日

新宿区立江戸川小学校では、授業のさらなる充実を図るべく、昨年度から算数を校内研究のテーマに掲げて、問題解決学習や計算練習等に取り組んでいる。その一環として、『小学校のフラッシュ算数』を活用している少人数算数(3〜6年)担当・長澤桂子先生の授業を拝見した。

新宿区立江戸川小学校
新宿区立江戸川小学校

クラス全員で取り組むことによる
集中力と一体感は、格別!

5巻収録『分数でとまれ!』

取材に伺った当日は、パソコン教室で6年1組の授業が行われていた。算数担当・長澤先生とクラス担任・千島純子先生の2人で15人の子ども達を受け持つ、手厚い指導体制だ。
当日の学習テーマは「分数の達人になろう」。前回、通分の授業を受けた子ども達に、『フラッシュ算数』で復習させることで、力を高めていくのが目的だ。
今回は、『フラッシュ算数』全8巻376教材の中から、第5巻「分数・小数・百分率・割合(グラフ)」に収録されている『分数でとまれ!』『どんどん分数』の2つを選択。どちらも、大きさの等しい分数(例:3分の2↓6分の4)を瞬時に求めていくタイプの教材なので、通分の計算練習にはピッタリ。
長澤先生の操作で、ホワイトボードに『分数でとまれ!』が大きく映し出された。画面の中央には15個の四角いマス目、右下には「とめる分数」として5分の4が表示されている。時間経過につれてマス目はひとつひとつ色が変わっていき、5分の4と等しい15分の12まで塗られた時にクリックすると正解だ。
続いて、児童ひとりが代表して先生PCに座ってチャレンジ。
いざ問題がスタートすると、代表の児童にむかって教室のあちこちから、「いま!」「押して!」と声がかかる。周囲と息を合わせた代表の児童がクリックすると、画面に大きく正解のサインが表示されて、教室がひと際盛り上がった。子ども達の集中力と一体感を生み出すのは、「フラッシュ型教材」の得意とするところだ。

 

(写真左)プロジェクターで画面を表示して、子ども達に操作方法や解き方のお手本を見せる。 (写真右)パソコンの操作や問題の解き方のポイントなど、机間指導で細やかにフォローする。

 

「分数が好きになりました!」
楽しみながら、嫌いが好きに!

5巻収録『どんどん分数』

その後、子ども達はひとり1台のPCを使って各人で『分数でとまれ!』に挑戦。何分で何問を解くか、それぞれにレベルを設定して取りかかった。繰り返し解答するうちに、自己記録を更新した子ども達からは、「やったー!」「さっきより早く出来たよ」と喜びの声があちこちから聞かれた。
続いて行われた『どんどん分数』(2分の1↓4分の2↓6分の3…と、等しい大きさの分数を答えていくゲーム)も、同様に、夢中になって取り組んでいた。
授業後、長澤先生にお話を伺うと、『フラッシュ算数』はドリルとしての活用に向いているという。

「算数には、たとえば、2分の1と3分の2を足そうとした時、分母が違うけどどうすれば出来るだろうと自分達なりに考えさせる問題解決学習がありますが、『フラッシュ算数』は、問題を繰り返し解いて習熟させる学習にぴったりですね。1回10分程度のドリル学習などに利用していきたいと思います」
また、授業を受けた子ども達からは、
「分数は嫌いだったけど、ゲームをやってみて好きになった」
「分数は最初難しいと思っていたけど、このゲームですぐ計算できたり、答えられたり出来るようになった」
などと、たくさんのうれしい感想をいただいた。
後日、ぜひとも『フラッシュ算数』の学習効果、先生からの教材としての評価も伺ってみたいと考えている。
同校では『フラッシュ算数』を、今後も継続して習熟のためのドリル学習として活用いただけるにちがいない。

  • 少人数算数(3〜6年) 担当

    長澤 桂子先生

  • 6年1組担任

    千島 純子先生

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