教育とICT活用事例 CASE STUDIES

授業レポート(1)「 成績で”男前”をめざせ!」~ チャート機能で生徒のやる気を引き出す ~

小・中学校 2011年07月03日
慶應義塾普通部
慶應義塾普通部

慶應義塾大学 日吉キャンパス(横浜)にほど近い、住宅街にある男子中学校。
普通部という名称は、大学部開設に際して従来の課程を総称したもので、1898(明治31)年に中学校(旧制)となり、以降、慶應義塾の一貫教育の中核を担っている。
現在は、約720名の生徒がこの校舎で学んでいる。

クラスの雰囲気がよいから、可能なのかもしれない。

授業が始まり、今日の課題についての説明を終えた跡部先生は、チャート画面をセンターモニターに映し出し、英検CATの進捗状況を紹介し始めた。
「この学校は、成績順位を公開することがないので、修得率のランキングや生徒の名前を目にすることは、いい意味で競争心を刺激することになります」。

その言葉が示すとおり、自分たちの名前がセンターモニターへ映し出されると、生徒たちの目はそれに釘付けとなる。

そんな生徒の様子を見ながら、跡部先生は、英検CATを使った学習について、アドバイスを続けた。
「文法ドリルで未修得が残っている人は、間違った問題の解説を読んで、それをノートに書き写しなさい。覚えられなければ、それを見ながらやってもいい。やれば修得ランプは必ずつきます。文法ドリルの課題は、出来なかった所をやっつけようという気持ちと忍耐力を見ているのです」。

跡部先生が、実際に英検CATの画面を操作しながら説明していくと「そうか、書き写してもいいのか」とつぶやく生徒の姿があった。

英検CATを、生徒たちが熱心に取り組むのは、成績が表示されるからだけではない。
英検CATやワークブック、シャドーイングの練習などの「時間と粘り強さが必要」となる課題についても、”頑張り”という抽象的な言葉ではなく、目で見て分かるよう、記録カードに日付スタンプを押し、集計される数値として明確にされるからだ。
生徒たちは、一つの課題が終わると”英検CAT記録カード”に先生方から確認のスタンプをもらい、学期末に提出するとテストの点数にボーナス点が加算される。

ところで、同授業では、Role Modelという考え方を取り入れている。
先生の検定を受け、応募資格を満たした生徒3~5名が課題ごとにRole Modelとなり、先生の代わりにシャドーイングの検定をしたり、分からないところを教えてあげたりするのだ。

教室の後ろで、シャドーイングのテストを受ける生徒は、籏野先生の検定に合格したRole Modelのところへ行き、シャドーイングを見てもらう。
この仕組みを取り入れることで、教員だけでは目が届きにくい部分にも目が行き渡り、また、意識の高い生徒たちのモチベーションもあがるのだという。

「Role Modelの人は、まだ終わっていない人に教えてあげて。答えを教えるんじゃないよ。一緒にやりながら”やり方”を教えるんだよ」。

あっと言う間に、授業も終盤となった。
「じゃぁ、クラスの”男前”を紹介します。”男前”とは、イケメンのことではありません。英検CATの課題を頑張った人を紹介します」と、跡部先生。
センターモニターには、再びチャートの一部が映し出された。

みんなガンバレ!
今年度の終わりには、「みんなが“男前”」になっていて欲しいと、心から思った。

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