保健医療経営大学、チエル株式会社、株式会社エデュプレイの共同研究「LINE@を利用した学習環境」が、『第15回 日本e-Learning大賞』にて SNS活用教育特別部門賞を受賞
学校教育向けのICT利活用を支援する、チエル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:川居 睦、以下チエル)は、保健医療経営大学、株式会社エデュプレイとの共同研究「LINE@を利用した学習環境」で、『第15回 日本e-Learning大賞』のSNS活用教育特別部門賞を受賞しました。
本研究で対象としているLINE@を利用した学習プラットフォームの開発と、学習履歴の蓄積およびビッグデータ分析による教育効果の測定に関する実証研究は国内初※1となります。 ※1:2018年3月時点(弊社調べ)
『日本e-Learning大賞』とは
企業・学校・自治体などにおける、eラーニングを活用したコンテンツ・サービス・ソリューションの中からとくに優れたものを選出するアワード。経済産業省、文部科学省、厚生労働省、総務省の4つの大臣賞が付与されるという、教育をテーマにしたものとしては他に例のない、大変希少なアワードとして注目をされています。
共同研究「LINE@を利用した学習環境」の概要
情報通信技術を利用した学習と教育が進展するにつれて、学習・教育システムに自動的に蓄積される大量の履歴データを分析し活用する「学習データ分析(Learning Analytics)」の研究が活発になってきており、その適用と成果が期待されています。
本共同研究では、日常的なコミュニケーション手段として浸透しているLINEを利用した学習プラットフォームを構築することにより、高校生や大学生の学習を促進させるためのコミュニケーション機能の提供、システム利用に伴って蓄積された学習履歴データの可視化、学習者の能力や学習形態に適した教材の提示、大量の学習履歴の収集とビッグデータ分析による教材の改善、システム全体の有効性の検証と、段階的に実施しています。
また、IMSグローバルコンソーシアムが提供している学習履歴の国際標準である、LTI(Learning Tools Interoperability:アプリケーション間連携の仕組み)、QTI(Question and Test Interoperability:演習問題・ドリル・テストなどの交換形式)、Caliper Analytics(学習活動を記録・分析するためのフレームワーク)の機能を付加することにより、システム間の相互学習コンテンツの品質が飛躍的に向上でき、学習者に対し、より的確な指導や学習支援の提供が可能になります。
チエル株式会社は学習教材の一つとして、『旺文社・英検?CAT』のクラウド型教材の一部を提供しています。『旺文社・英検?CAT』は、学校向けのクラウド型教材配信サービス「CHIeru.net(チエル ドット ネット)」を通じて、英検5級から1級までのレベルに対応した英検?対策教材です。学校現場で延べ300万人を超える学習者に利用されています。
今後は、本共同研究で得られる学習結果を分析し、アダプティブ・ラーニングを目指した機能強化など、製品改善に役立てることにより、学習者・教員への研究成果の還元を目指します。
関連URL
2018年、eラーニング界のグランプリ決定!『日本e-Learning大賞』表彰式・4省庁によるスピーチ・受賞者発表 11/14開催(一般社団法人e-Learning initiative Japan)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000004142.html
チエル株式会社について【東証ジャスダック・コード番号:3933】
「子供たちの未来のために、世界中の先生の授業を ICT で支える」を企業理念に掲げて設立。シェア NO.1 のフルデジタル CALL システムや、タブレット対応授業支援システム、ユーザー数が延べ300万人を超えるクラウド型教材配信サービスなどの開発・制作を手がける、教育市場に特化した ICT 専業メーカーです。
【 取材に関するお問合せ先 】
チエル 株式会社 社長室
TEL: 03-6712-9721
E-Mail: chieru-info@chieru.co.jp