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製品 2025年10月07日

チエル、『InterCLASS®シリーズ』をバージョンアップし、 教育DXへの取り組みを支援 ~「教育DXロードマップ」の改定に合わせて各ソリューションの機能を強化~

   学校教育におけるICT利活用を支援するチエル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:川居 睦)は、 Chromebook の運用管理、協働学習、安全な活用、学習指導をしっかり支援する『InterCLASS®シリーズ』の各ソリューションをバージョンアップしましたことをお知らせいたします。

 

 

InterCLASS®シリーズ

『InterCLASS®シリーズ』は、Google for Education™の技術パートナー認定を受けた当社が開発した、GIGAスクール構想で普及した Chromebook™ の活用を強力に支援するソリューションです。

 

webフィルタリングによる安心安全なインターネット環境の提供や、児童生徒のアイデアや考えをクラス全体でリアルタイムに共有・発表する協働学習の推進、  Google for Education の管理業務を学校現場に合わせて効率化できるアプリなど、先生方や管理者の負担を大幅に軽減しながら、個別最適な学び・協働的な学びの実現を支援します。今回のバージョンアップではこれらの内容に加えて、「教育DX」への取り組みを支援する機能を新たに搭載いたしました。

 

 

バージョンアップの背景

令和7年度からGIGAスクール構想第2期の端末などの整備が本格的に始まり、「誰もが、いつでもどこからでも、誰とでも、自分らしく学べる社会」を目指した「教育DXロードマップ」が2025年6月13日に改定されました。当社では学校現場や教育委員会における教育関係者・学習者の「教育DX」への取り組みを一層支援するため、『InterCLASS®シリーズ』のバージョンアップを実施しました。

 

今回のバージョンアップでは、教育現場におけるICT環境の整備、教員の働き方改革、児童生徒の個別最適な学びや多様性への対応力の向上をより一層支援することを目的としています。また、学校に蓄積されている日々の学習記録などのデータについても、本人の意思に基づき、プライバシー保護に十分配慮したうえで、転校や進学など組織を超えた場面でも安心・安全に活用できる仕組みづくりを進めてまいります。

 

ソリューション別のバージョンアップ概要

『InterCLASS® Filtering Service』

『InterCLASS® Filtering Service』は、LTE通信や家庭学習、校外学習といったChromebookの持ち出し利用時でも、国内最高水準のWebフィルタリング技術を用いて有害サイトを高精度にブロックし、安心安全なインターネット環境を提供します。

 

今回のバージョンアップでは、主に以下の3つの機能改善を行いました。

 

柔軟なグルーピングで可視化
教員や児童生徒ごとにラベルを紐づけ、ラベルごとにグループで管理できるようになりました。例えば不登校傾向にある児童生徒に特定のラベルを紐づけておくと、ダッシュボード上で、その児童生徒の利用状況だけに絞り込み、利用時間帯や曜日の傾向を可視化できます。これまでお使い頂いている「グループ」単位でラベルの設定も可能なため、「理系クラス」などのカテゴリ別管理や表示にも柔軟に対応します。

 

1日の累積利用時間による利用制限

1日に端末を利用できる時間を制限できるようになりました。

日曜日や夏休みなど休日は1日最大5時間までなど、過度な端末利用をしないように制限をかけることができます。

 

端末管理の柔軟性を向上
従来の時間帯別ルールに加え、累積利用時間による制限設定ができるようになりました。学習計画や生活習慣に合わせた細やかな管理を実現します。また、例外 URL の設定では「完全一致」での指定が可能となり、学習者がどこで学んでいても計画的かつ安全な端末利用環境を整えられます。

これらの改善により、教員の働き方改革、児童生徒一人ひとりに最適化された学び、多様性への対応、そして ICT 活用の促進を、これまで以上に後押しします。

 

『InterCLASS® Console Support』

『InterCLASS® Console Support』はGoogle管理コンソールの機能を拡張し、管理者権限なしでユーザー・グループの年次処理(CSV対応)やGoogle Classroomの一括管理を実現します。低学年の児童でもすぐに授業を始められるよう、QRコード*によるChromebookへの簡単ログイン機能も搭載し、授業時間の確保を支援します。

 

■今回のバージョンアップでは、主に以下の3つの機能改善を行いました。

 

フィルタリングサービスとの連携強化 

当社のWebフィルタリングサービス「InterCLASS® Filtering Service」との情報連携が可能になりました。これにより、「教員/学習者」「学年」「クラス」「入学年度」といった情報を連携させ、フィルタリングのダッシュボードを学年・クラス単位でより詳細に分析できます。

なお「学年」「クラス」などに対応したダッシュボードは、2025年12月にリリース予定です。

 

Google Workspace との連携向上

Google Workspaceの動的グループで利用される「役職」や「組織」などの標準属性がメンテナンス可能になりました。これにより、アカウントの年次処理がこれまで以上に円滑に行えます。

 

ドメイン環境への対応強化 

自社製品との連携を強化するとともに、都道府県単位での同一ドメイン環境にも対応できるよう改善を実施しました。

これらの改善により、教育現場での運用効率化と分析精度の向上を同時に実現しています。

 

『InterCLASS® Advance/InterCLASS® Advance Light』

協働学習の実現に焦点を当てた『InterCLASS® Advance/Advance Light』は、先生画面の一斉配信、学習者の画面モニタリング、操作ロック、画面共有といった、授業に必要な機能をシンプルに提供します。GIGAスクール構想の標準仕様書に準拠し、Googleガイドラインに沿った直感的でシンプルな操作性により、誰もが簡単に協働学習を進められます。Google Classroomと1クリック同期が可能で、運用管理に手間がかかりません。

 

■今回のバージョンアップでは、主に以下の4つの機能改善を行いました。

柔軟な運用を実現する新機能
学習者の名前を画面上で任意の名称に変更できるようになり、個別対応やプライバシー保護の観点から、より柔軟な運用が可能になりました。

 

通信負荷を軽減しスムーズな授業を実現
プッシュ通知の導入により通信負荷が軽減され、授業への参加がよりスムーズになりました。

 

授業開始時の対応力を強化
クラス開始後に特定の学習者がオフラインで参加していない場合でも、授業開始の再通知を送信できるようになり、参加漏れの防止をサポートします。

 

「座席レイアウト」機能の利便性向上
座席表をワンクリックでシャッフルできるようになり、授業運営にさらなる柔軟性を提供します。

 

「InterCLASS®シリーズ」は、今回のバージョンアップで強化した本ソリューションの機能を通じて、今後も学校現場の先生方を強力に支援してまいります。

 

■製品情報
・InterCLASS® Advance
https://product.chieru.co.jp/interclass/interclass-advance/

・InterCLASS® Advance Light
https://product.chieru.co.jp/interclass/interclass-advance-light/

・InterCLASS® Filtering Service
https://product.chieru.co.jp/interclass/ic-filtering-service/

・InterCLASS® Console Support
https://product.chieru.co.jp/interclass/ic-console-support/

■製品に関するお問い合わせ

https://www.chieru.co.jp/mailform/inquiry/

※Google for Education および Chromebook は Google LLC の商標です。

※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です

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