～学生のスマートフォンやノートパソコンを活用して双方向型授業を実現～

　チエル株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：川居 睦、資本金：3億円、以下チエル）は、クリッカーシステムベンダーのTurning Technologies社（本社：米国オハイオ州）の、クリッカーシステム『Flow（フロー）』に対応した、学生のスマートフォンやノートパソコンなどの携帯端末を「クリッカー」として利用するためのソフトウェア『vPad（ブイパッド）』を8月17日から販売開始します。

※クリッカーシステムとは： 学校の授業において、教員が無線リモコン（クリッカー）を使って学生に質問の回答をさせて、理解度を把握するためのシステムです。オーディエンスレスポンスシステムとも呼称されます。

製品発売の背景

　2012年6月に文部科学省が公表した『大学改革実行プラン』においては、改革の柱のひとつに、「大学教育の質的転換」があげられており、教員が一方的に学生に知識伝達をする従来型の講義形式でなく、教員と学生とが意思疎通を図りつつ、学生が主体的に学び、知的に成長する課題解決型の能動的学修（アクティブラーニング）を中心とした教育方法への転換が強く求められています。

チエルは、CALLシステム『CaLabo EX』、授業支援システム『CaLabo LX』などの演習教室向けシステムをはじめ、タブレット端末を活用した授業を支援するタブレット対応授業支援システム『CaLabo TX』や、事前・事後学修をシームレスにつなぐ授業支援プラットフォーム『CaLabo Bridge』の開発・販売を行い、学校におけるアクティブラーニングに必要な学修環境をトータルに提供しています。さらに、Turning Technologies社の正規国内販売代理店として、クリッカーシステム『Flow』に対応したリモコン型クリッカー『CPS Pulse』を提供し、双方向型授業の実現を支援しています。

　近年では、学生のスマートフォンやノートパソコン等の携帯端末の所有率が高まっており、そうした学生の携帯端末を活用した双方向型授業のニーズが高まっています。こうした背景のもとに、リモコン型クリッカー『CPS Pulse』に加えて、学生が自分の携帯端末にソフトウェアをインストールするだけで、クリッカーとして利用できる、携帯端末用のソフトウェアクリッカー『vPad』を発売するに至りました。これにより、学生の携帯端末を有効活用した双方向型授業を手軽に実現することが可能となります。

『vPad』の主な特長

• 学生のスマートフォン、ノートパソコン等の携帯端末で利用できる、ソフトウェアクリッカー
  学生は『vPad』のアプリをスマートフォンやノートパソコン等の携帯端末にインストールするだけで、教員用PCにインストールされたクリッカーシステム『Flow』を経由して接続することができます。学生は使い慣れた自分の携帯端末を使って教員からの質問に『vPad』を使って回答ができるため、教員は学生用のクリッカーを準備する手間をかけずに手軽に双方向型授業を実施することができます。
• 「手書き回答問題」をはじめ、多様な問題形式に対応
  ○×問題・多肢選択・多肢選択複数回答・数値・テキスト入力等、教員用の『Flow』ソフトウェアで発問できる全ての問題タイプに対応しています。タブレットやノートパソコンを利用すれば、画面上に手書きで答えを書き込んで回答する「手書き回答問題」も利用することができます。
• 学内無線LAN、またはインターネット回線で利用が可能
  教員用PCと学生の携帯端末を学内の無線LANに接続するだけで利用できます。また、無線LANが無い環境であっても、教員用PCと学生の携帯端末がモバイルインターネットに接続できる環境であれば利用できます。その場合は遠隔講義でも活用が可能です。
• 小テストの実施、宿題による事後学修にも対応
  教員が『Flow』を使って作成した小テスト問題に対して、学生は回答して送信することができます。さらに、教員は宿題として配布することにより、学生の事後学修にも対応することができます。

教員用「Flow」ソフトウェアとソフトウェアクリッカー「vPad」の利用イメージ

vPadを利用したタブレット上での「手書き回答問題」の回答イメージ

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【 本リリースに関するお問合せ先 】
チエル 株式会社 　マーケティング部・安田
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