Case Studies

学生も教員もプリント管理の煩わしさから解放、自ら進んで学習に取り組む姿勢も

 沖縄国際大学では2003年にCALLシステム『CaLabo EX』を導入。現在では4教室に増設し、英語、韓国語、中国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語など、さまざまな言語の授業が展開されている。CALL教室は自学習用に開放されているが、学校以外での学習を促進するために LMSを採用したという。
 CALLシステムと『CaLabo LMS』を活用されている3名の先生方に、LMSの活用のポイントと効果についてうかがった。

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授業での利用の様子

学生も教員もプリント管理の煩わしさから解放され、
学生の中には、学習に取り組む姿勢に変化が表れた。

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沖縄国際大学 英語講師 真喜志 満 先生

 LMSは、授業で使う資料やe-Learning教材『Viva! San Francisco』、自習学習用の課題、小テストを載せて使っています。授業ではまずLMSにはいり、e-Learning教材や小テストにアクセスさせることにしています。すべて入口は「CaLabo LMS」から学習させるので、統一した学習履歴を見ることができるのが良い点です。
 授業ではe-Learning教材以外に、学生の関心が高い洋楽を扱っており、授業で解説、次回までに何度も口ずさんで覚えてくるように指示し、次の授業では小テストを実施します。これまでは資料をプリントで配布していましたが、欠席した学生や紛失した学生から「あのときのあのプリントをください」と申し出があるたびに探して渡すのは、とても煩わしいことでした。「CaLabo LMS」には、毎回の授業ごとに資料や課題をアップできるので、学生も教員もプリント管理から解放され、必要な学生は自分でプリントアウトできるようになりました。
 LMSを利用するにあたり、授業のオリエンテーションでLMSの開き方を教え、学期のシラバスも見せます。授業計画やどんな教材を使うかがあらかじめ確認できるので、やる気のある学生はどんどん予習を進めています。自ら進んで学習に取り組む学生も見られるようになりましたし、LMSを利用したことにより、姿勢の変化を感じます。
 以前、オープンソースのLMSを使ったこともありましたが、何かあったときの相談先がなく不安でした。「CaLabo LMS」は、しっかりしたサポートがあり、安心して使っています。最後にお願いですが、「CaLabo LMS」の授業スケジュール機能は、最初に入力した情報から休講などの変更があった場合、容易に順延・変更ができるとより便利に使えそうです。期待しています。

授業に必要な情報は全てLMSにアップ、
事前・事後学習のサイクルが定着した。

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沖縄国際大学 法律学部 地域行政学科 講師
大城 明子 先生

 『英語?』(週2回)ではCALL教室で週1回の授業がありますが、授業時間だけでは絶対的な学習量が足りないため、e-Learningの問題・教材を作成し、学生に取り組ませていました。ただ、学内からしかアクセスできない制限があり、時間を十分に取れない学生もいたことから、学生が学外からもアクセスできるのであれば便利だと思い、LMSを使ってみることにしました。大学ではオープンソースのLMSも利用できますが、メニューがわかりづらく、使うのに不安もあり、メーカーのサポートがしっかりしている「CaLabo LMS」を利用することにしました。
 LMSには、授業前までにやっておくべきことや、資料、参考となるWebサイトの情報、復習用の練習問題をアップし、「LMSにアクセスすれば授業に必要な情報が全て載っている」と学生に伝えています。「CaLabo LMS」は、毎回の授業単位で資料や課題を掲載できるので、学生が開いたときにわかりやすいように思います。慣れてくると、授業の前にはLMSにアクセスして確認することが当たり前になり、予習→授業→復習→学習履歴確認という学習のサイクルが定着したようです。
 授業外の課題の評点を成績の10%として組み入れ、自習を推奨していますが、学生も自分が取り組める時間を見つけ、深夜にアクセスしていることもあるようです。「CaLabo LMS」には指定したe-Learning教材の得点ランキングが表示されるので、アクセス状況を把握するためにランキングを見ると、ふだん何も言わない学生の頑張りが表れていたりします。
 リスニング教材も課題として手軽にアップできるので、リスニングは各自で時間を取ることとし、授業中は他の活動に充てることができるようになりました。LMSとCALLを組み合わせることで、LMSで予習・復習、CALLで授業実習というスタイルが作れることも「CaLabo LMS」を利用して良かった点です。

課題にじっくり取り組みたい学生も、
納得して提出できるようになった。

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沖縄国際大学 スペイン語講師
福地 恭子 先生

 CALL教室の『スペイン語?・? 』の授業で「ムービーテレコ」を使ったシャドーイングの課題に取り組ませており、録音した音声を「CaLabo EX」で提出させ、評価していました。欠席した学生や、時間をかけて取り組みたい学生にも後から提出させる方法はないかと考えていたときに「CaLabo LMS」を紹介され、まずは課題提出機能を使ってみました。LMSでは、授業内に提出したものも授業外に提出したものも、結果を一覧で確認することができ、採点の効率もアップしました。
 クラスの中には「何度も練習してから提出したい」、「周りが気になる、友だちに聞かれると恥ずかしい」という学生もおり、授業内では本来の実力を発揮できないこともありますが、そうした学生にとって、授業外の空いている時間に一人でじっくり取り組んで提出できるのはLMSの良い点です。教員側も、いつ提出したかが把握できるので、授業外に学生がどのくらい努力したのか、確認することもできました。
 また、次の授業までにやっておくべきことの指示や教材も「CaLabo LMS」にアップするようにしたため、欠席した学生もLMSにアクセスして確認したりダウンロードしたりすることができ、次の授業には進度を揃えられるようになったことも良かった点です。
 以前、オープンソースのLMSを使っていましたが、機能が豊富な分、どの機能を使ったらよいのか、わかりづらい部分がありました。その点、「CaLabo LMS」はよく使う機能がすっきりまとまっていて使いやすいと思いました。
 スペイン語検定対策の課外講座も担当していますが、必修科目と重なって履修できない学生のために、LMSにリスニング問題などをアップしておき、講座外の学生にも公開して学習させることもできます。授業外の学習を補完するツールとして「CaLabo LMS」を役立てています。

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