Case Studies

正しい情報を判断させるためのフィルタリングソフト活用法

2008/09/18

小中
高大

岩手県では、平成13年度から導入がはじまり、現在、岩手県の県立学校100校それぞれにeNetSTARとInterSafe、さらに教育情報センター (岩手県庁)のサーバにInterSafeが導入されている。のべ約1万にのぼる児童・生徒、教師など学校関係者がInterSafeを利用していること になる。今回は岩手県教育委員会で「いわて教育情報ネットワーク」の担当者に話をうかがうことができた。

― 小中高等学校でフィルタリングを導入しているのは当然 のことですが、改めてフィルタリングを導入された理由をきかせていただけますか?

岩手県教育委員会担当者:
「インターネットはあらゆる情報がありますが、やはり子供はなにが有害なのか、なにが正しい情報なのかということは判断できません。不適切な情報やR指定など公的な機関としては、正しく情報を伝える義務がありますよね。」

― たしかにその通りですね。さて、岩手県ではセンターにフィルタリングソフトを導入するだけでなく各学校にも導入し、フィルタリングを多段構成にしています。非常に稀な構成だと思いますが、これはどういった理由からなのでしょうか?

岩手県教育委員会担当者:
「上位のセンターではフィルタリングのポリシーは、比較的ゆるやかにしています。あとは各学校にフィルタリングのポリシー決定はゆだねています。基本的に、何が有害であるか、何が正しい情報であるかは実際にその情報を見なければ判断できません。例えば、世間で非難されていることを擁護する反社会的なページを実際見せることで、はじめてなぜこの主張は誤っているのかということを子供たちに説明できると思います。全ての情報をシャットアウトするのではなく、このような活用をすることで、何が正しいのかということが判断できるようになると考えています。このようなインターネットの利用ができるように、センターはゆるめのルールを設定し、厳しくするかどうかの判断は各学校の判断にゆだねています。」


フィルタリングで規制をかけておけば、問題ないという安易な判断ではなく、あくまでも教師の指導のもと、正しいインターネットの活用方法を理解してもらえるように、あえて多段構成にしているのだという。予算の関係上、センターのみの導入というケースが多い中、このような姿勢は敬意に値する。

最近は、こどもたちにインターネットを使わせるなという極端な論調が多い。しかし、フィルタリングソフトの活用や教師の指導があれば、こどもたちにインターネットを使わせることは何ら問題はなく、むしろ奨励されるべきことであろう。

データベースの反映が早いInterSafe

実際、岩手県教育委員でご利用いただいているInterSafeだが、どのような点がよいのか、ご提案くださったNTT東日本の担当者が回答してくれた。

NTT東日本担当者:
「操作画面が使いやすいのがいいですね。日本のベンダーゆえに、データベースの精度が高いことはもちろんですが、こちらでデータベースの登録を要望したときの対応がはやいのがいいですね。」


開発元のアルプスシステムインテグレーション(以下、ALSI)では、ユーザに対して、データベースに関する問い合わせ専用のメールアドレスを公開している。ユーザからデータベースへの登録および除外を要望された場合は、独自の判断のもと、12時間以内にデータベースに反映させる。つまり、問い合わせがあってから、その日の夜中には自動的に新しいデータベースがユーザは利用できるようになっているのだ。 InterSafeはデータベースの精度ともに、この点を評価していただいているケースは非常に多い。

ログ機能でインターネットの利用頻度を活用

フィルタリングソフトの重要機能のひとつとして、ユーザのインターネットのアクセスログを記録する機能がある。誰がいつどのようなURLにアクセスをしたかということから、組織のインターネットの利用状況(全インターネットのアクセスのうち有害サイトへのアクセスの割合はどの程度か)など様々な角度からインターネット利用を分析できる。 岩手県教育委員会では、各学校のインターネットの利用頻度を解析しているという。「2年前と比較して、インターネットの利用頻度は2倍以上になっています。」と担当者はおっしゃった。 InterSafeのログ解析ソフトである「LogLyzer」を利用して、定期的にインターネットの利用頻度を集計しているとのこと。岩手県では、先生にも一人一台パソコンを支給し、授業でのインターネット活用を推進しているという。このようにインターネットの活用頻度がふえればふえるほど、 InterSafeはフィルタリングソフトとしての役割は重要になっていくであろう。

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