Case Studies

自主学習の習慣をつくり、授業は英語を使う場に

ものつくり大学技能工芸学部・製造学科では、『スーパー英語 Academic Express2』を活用した自主学習と、実用英語を中心とした実践的な授業で、製造業界で求められる英語力の養成に努めている。

ものつくり大学
日本が誇る「ものつくり」を通して自己実現できるパイオニアを育成することを目的として、2001年に開学。技能工芸学部(製造学科・建設学科)と、ものつくり学研究科の1学部2学科、1研究科の単科大学。
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業界のグローバル化に対応したカリキュラム

 社会のグローバル化が進む現在、製造業界にも、グローバル化の波が急速に押し寄せている。ものつくり大学で国際交流を担当する製造学科のビチャイ・サエチャウ教授は、「学生のうちに異文化を体験し、視野を広げてほしい」と学生に期待する。

 ビチャイ教授によれば、製造業において、さまざまな国の人と共に仕事をする上では、「相手やその文化を理解する心、コミュニケーション力、そして、コミュニケーションツールとしての英語力」が必要になる。これらの力を養うため、同大では、タイの泰日工業大学と提携し、現地の日系企業でのインターンシップを組み込んだ交換留学プログラムを設けている。

 さらに、製造学科では、「技術英語」や「実用英語」といった語学科目を多く設け、製造業界で求められる実用的な英語力を習得するカリキュラムを用意している。製造学科の英語教育を中心となって支えている土井香乙里先生は、「学生には、英語の授業を通して、業界特有の専門的な用語や表現といった知識だけでなく、積極的にコミュニケーションをとる姿勢を身につけてほしいと思っています」と語る。

いつでもどこでもできる『スーパー英語』を選択

 「授業は、学生が英語を使う場にしたい」と考える土井先生の授業では、スピーチやプレゼンテーションなど、人前で自分の意見を英語で話す活動を多く取り入れている。

 だが、実践的な授業を展開する一方で、課題も抱えていた。英語の知識を増やし、技能を向上させるためには、授業以外にも英語に触れる時間を持つ必要がある。しかし、自主的に英語を学習しようという学生は少ない。そこで、学生に自主学習の習慣をつけてほしいと、土井先生はe-Learning教材に注目した。

 多くの英語のe-Learning教材を検討した結果、クラウド型でいつでもどこでも学べる点に魅かれて選択したのは、チエルの『スーパー英語』だった。学内からしかアクセスできないと、学生は不便を感じてやらなくなると考えたためだ。「実際、アクセス数を解析すると深夜の時間帯に集中しており、自宅のパソコンで取り組んでいる学生が多いのではないか」と土井先生は分析する。

学習意欲を保つため、e-Learningを成績に反映

 『スーパー英語』を使用したのは、13年6月から12月の半年間。「一般英語」ならびに「技術英語」を履修する製造学科の1・2年生に加え、建設学科の学生や大学院生からも希望者を募り、合わせて190名ほどが登録した。

 自主学習の習慣をつけることが、e-Learning教材導入の第一の目的であるため、授業で『スーパー英語』に取り組むことはない。土井先生は、授業の課題として最低限やるべき分量を指示し、週1回ほど学生一人ひとりの進捗状況を管理画面で確認する。しかし、課題を出すだけでは、学生の学習意欲を保つのは難しい。そこで土井先生は、『スーパー英語』への取り組み状況を成績の評価に3割程度加えると、学生に明言した。課題として出したものに取り組めば課題点をつけ、さらに学生が自主的に取り組んだ分については、自主学習点として加点した。

 進捗状況は学生により異なるが、なかには入門、初級、中級の問題をすべて解き終え、半年間で上級の問題にまで到達した学生もいたという。土井先生は、学生の様子について、「理工系の学生は特に、紙の教材で勉強するよりもパソコンなどの電子機器を使って勉強する方が適しているようです。マイルを貯めるという仕組みも良かったようで、ゲーム感覚で取り組んでいる学生も多かったですね」と話す。

リスニング力の伸びを実感し、TOEIC®スコアも大幅アップ

 『スーパー英語』導入のもう一つの目的が、学生のTOEIC®スコアの向上だ。製造学科では、1年生と2年生の12月に、英語科目履修者全員がTOEIC® IPT(団体特別受験制度)を受験する。TOEIC®のスコアは、次年度の英語科目のクラス分けにも使われる。6月から12月の半年間を使用期間に選んだのは、このTOEIC®受験の時期を考慮したためだ。

 半年間『スーパー英語』に取り組んだ結果、2年生のなかには、TOEIC®のスコアが昨年よりも150点ほど上がり、800点を超えた学生も現れた。1年生の平均スコアや最高スコアも、昨年度の1年生よりも高いという。また、e-Learningの学習効果を調べるために、土井先生が学生にアンケートをとったところ、多くの学生が「リスニング力が伸びた」と感じていることがわかった。また、「もっと勉強してみたい」と答える学生も多くいた。

 TOEIC®のスコアの伸びと学生の満足度の高さから、『スーパー英語』は学内でも高い評価を得た。土井先生は、「リスニングは特に、たくさん演習問題を解き、耳を鍛えれば伸びます。『スーパー英語』を通して自分の成長を実感できた学生は、今後も意欲的に学習を続けられることと思います」と期待を寄せる。

製品導入の経緯

●学生に自主学習の習慣をつけるため、さらに、TOEICのスコアを上げるため、e-Learning教材に着目。
●取り組む場所や時間に制限がないクラウド型に魅かれ、チエルの『スーパー英語』を導入

導入後の変化・成果

課題だけでなく、自主的に学習を進める学生が多く見られた。
●TOEICのスコアが全体的に上昇し、昨年よりも150点ほどスコアアップし、800点を超えた学生もいた。
●アンケートの結果、リスニング力の伸びを感じた、学習意欲が向上した、という声が寄せられた。

課題と今後の展望

●学内でも高い評価を得たため、今後も引き続き使用を予定している。

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