Case Studies

多様な「教材」と「アクティビティ」で学生たちの英語力を磨きあげる!

 自分にぴったりの英語教材に出会うことができれば、その後の語学学習は実りあるものになるだろう。それが、できる限り早期であればなおさらだ。
 名古屋学院大学外国語学部教授・柳 善和先生は、CALLシステムを活用しながら、学生たちが新たな英語教材に触れる機会を数多く提供している。柳先生の講義を拝見して、お話を伺った。

自分に合った教材を見つけてほしい!

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『ソフトテレコ』の操作画面。柳先生は「『ソフトテレコ』は音に集中できる」とお気に入り。

 教材の概要を把握した後は、ワークシートのディクテーションへと進む。
 ディクテーションは、フルデジタルCALLシステム『CaLabo EX』のリスニング&スピーキング学習エンジン『ソフトテレコ』を存分に活用して行われた。
 「いつものように教材をサーバーから取り出してください」
 柳先生の指示で、学生たちがソフトテレコに教材を取り込むと、ディクテーションがスタート。
 学生たちは、ヘッドセットから流れる音声に耳を澄ませて、ワークシートに書き込んでいく。教室中に集中した空気が漂う中、柳先生は学生の進度を見定めてスクリプトを配布した。学生たちは、それを見ながら自己採点していく。そして、タイミングを見計らって声を掛けた。
 「自分の間違ったところが分かったら、もう一度音声ファイルを聞いて下さい」
 柳先生によると、このワークシートは学生に持って帰らせて、復習に活用させているのだという。講義で自身の英語の弱点を認識し、そこを重点的に復習するからこそ、学生たちが着実に英語力を伸ばしていけるのだろう。

ペアで「暗唱」は、シャドーイングで!

 柳先生の授業の特徴のひとつに、ペアで取り組む「暗唱」がある。受講している学生同士が即席のペアを組み、当日の課題文を協力して覚え、柳先生の前で暗唱するアクティビティだ。
 暗唱に使用する課題文は、『ソフトテレコ』を使ったシャドーイングで練習する。最初は、『ソフトテレコ』の再生スピードを0.7(通常は1.0。ややゆっくり)に設定してチャレンジ。その次は、通常のスピードで、スクリプトを見ないで挑戦するなど、徐々にレベルを上げて練習を重ねていく。学生の声が少しずつ大きくなっていったのが印象的だった。何度も読み上げるうちに自信がついてきたのだろう。
 そして、いよいよ「暗唱」の時間。合格した学生から早抜けできるため、学生たちの表情は真剣そのもの。覚えたペアから我先にと柳先生の前に立ち、暗唱を披露する。その後ろにずらりと並ぶ学生たちは、自分たちの出番が来るまで必死にリハーサルを繰り返していた。
 柳先生は、暗唱の教育効果について、次のように話された。
 「覚えることは語学学習での基本のひとつです。ひとりで暗唱させるより、ペアを組んだほうが、相手に迷惑をかけられないと思う気持ちもあって集中力が増すようです。それに、『この人はこうやって英語を覚えているのか』と、相手から学ぶことも多くあります」
 学生同士でコミュニケーションをとりながら、英語力向上のコツも学べるという、まさに一石二鳥のアクティビティといえる。
 これからも、柳先生は、CALLシステムを教育ツールとしてより有効に活用しながら、多様なアクティビティを通して、学生たちの語学力を磨き続けていくことだろう。

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